社会人になれば仕事上の付き合いが増えて、葬儀に参列する機会が増えてきます。これまであまり葬儀に参列したことがないという人であれば、どのような服装にすればよいのかとまどうことがあるかもしれません。ここでは女性の喪服に関するマナーを紹介するので、ぜひ参考してみてください。喪服と言えば黒い服をイメージする人が多いかもしれませんが、ただ黒い服であれば何でも良いというわけではありません。葬儀にはブラックフォーマルを着ていくのがマナーです。
取引先などビジネスに関する人が亡くなったという訃報が届くことは、仕事をしている上では珍しいことではありません。しかし一般的な葬儀とは気をつけなくてはならない点も異なるということは、頭に置いておかなくてはなりません。まず、訃報は招待状というわけではもちろんなく、特にビジネス関係となれば亡くなったことのお知らせという意味合いも多いので、必ずしも足を運ぶべきというばかりではありません。参列するべきか個人で判断するのではなく、上司の意見を仰ぐようにするべきです。
一般葬の主催者については、喪主をメインにした故人の親族になります。どういった葬儀をするか、あるいは費用の支払いはもちろん喪主を主として行います。一方社葬においても喪主に関しては一般葬と同じで故人の長男など親族が務めることになりますが、もうひとつの主催者という形で会社が参加します。どういった式にするかは、喪主及び施主の会社で話し合いをして敢行することになります。取引先などに対しての案内であるとか、生前の会社に於いての功績を賞賛するブースを設定するなど会社紹介の場のプランニング、式当日も受け付け窓口の対応など会社という形で務める部分がたくさんあることから、従業員も主催者サイドとして参加することになります。
近年の葬儀においては、儀式中に流されるBGMが生前に故人選曲したものであるケースが見られます。終始音楽を流し続ける音楽葬と呼ばれる形式もありますが、そこまで行かなくとも出棺の時等に限って流される事もあり、一般的な葬儀にも徐々に浸透していると言えます。こうした形式を希望する場合に気に留めて置きたいのは、斎場との兼ね合いです。建物の形等に拠っては、防音性能や周囲・隣の式場との兼ね合いで、音楽を流すのに適さないケースがあります。