高齢者の増加と共に亡くなる人も年々増加傾向ですが、大都市圏では葬儀場の確保以上に新たに墓地を見つけることが容易でなくなっています。一方で、生活スタイルの多様化が急速に進んできた結果、亡くなった後で先祖と一緒のお墓に入らずに森や海など、好きな自然の世界へ戻りたいと考える人が増えてきたようです。これは自然葬と呼ばれています。墓地の中に植えられた樹木の周囲に埋葬する樹木葬に人気が高まっています。また、遺骨を12ミリ程度の粉末に砕いた上で沖合に船やヘリコプターで運び、散骨する海洋葬にも次第に人気が出てきたようです。
葬式のお布施の相場は、喪主として葬儀の手配をするうえで欠かせないテーマとなっています。一般的に、参列者が多い社葬や合同葬などは、お布施の金額が高くなりやすいため、前もって葬儀に向けて資金集めをすることが大切です。一方で、家族葬や一日葬、自宅葬などの比較的シンプルな葬儀は、必ずしもお布施を用意する必要がありませんが、少しでも分からないことがあれば葬儀社や寺社と打ち合わせをしておくことがおすすめです。
人が亡くなると近親者が役所へ出向いて死亡届を記載し、医者の発行する死亡診断書と併せて提出して火葬許可証をもらう手続きを行うことになります。次いで、喪主となった人は近親者などと分担して参列者への連絡や葬祭場の手配などを準備しなければなりません。高齢者の増加する社会で亡くなる人が増えているといっても喪主になる機会が滅多にあるわけでありません。このため、喪主になると葬儀プランや予算見積もりなど、寺院や葬祭場との様々な交渉を行う役割が一度に発生して忙しくなり、何からやって良いか、迷ってしまうようです。
葬儀を執り行うためには業者に依頼をするということが一般的ですが、いざ選ぶとなればどこを選んだら良いかで悩むのではないでしょうか。早い段階から探しておきある程度めぼしをつけておくことにより、いざという時に悩んだり焦って冷静な判断ができず後々後悔することもなくなります。葬儀業者を探すのは日中になることが多いですが、人が亡くなるのはいつどのタイミングかわからないということも頭においておくべきであり、対応してくれるタイミングがいつかという点もチェックしておきましょう。