葬儀で困ることの一つとして祭壇選びがあります。普通は祭壇は亡くなってから決めることになります。一部、本人がこれにしたいとか思って指定していたりすることもありますが、そういうことはあんまり多いわけではないです。では、どうすればよいのか、といえば大抵は喪主が決めることになります。祭壇選びは基本的に費用から考えるということがやはり一番多いところではあります。宗派によって違うことは多いわけですし、それは作法に則って選ばなければならないということもありますが基本的には葬儀の規模に合わせて大きさを決めるということが圧倒的に多いことでしょう。
葬儀について、どのように考えているか、年代別に尋ねた結果というものが公表されていますが、若い年代ほど、故人との別れをする慣習的なものと考える割合が高いようです。また、故人の冥福を祈る宗教的なものと考える割合は70代では4割近くにもなるのに対して、50代以下ともなれば、2割以下という結果が出ています。世代交代も進み、そういう慣習的なものと捉える世代が増えるに従い、簡素化してしまったり、身内だけで行うなどのカタチへ変化しているようにも感じられます。
故人との関係などにもよりますが、葬儀前に弔問に訪れたるという事も多くあります。その際にも遺族への配慮だけでなく、注意点やマナーをしっかり把握して対応する事が大切です。そのためまずは弔問する際に、自分の都合ではなくあくまでも遺族側の都合に配慮して予定を決めるという点です。葬儀の準備だけでなく様々な対応に追われている遺族にとって、心情だけでなく忙しさへの配慮が必要といえます。またいきなり訪れるのではなく、事前に訪問する旨を伝えるという事が大切です。
お通夜に相応しい会場を選ぶにあたっては、家族葬や合同葬、社葬など様々な種類の葬儀の実績が豊富な業者にコンタクトを取って、人気のある会場の特徴について詳しく教えてもらうのがおすすめです。最近では、小規模から大規模まで多くの斎場の運営をしている業者が少なくないため、目的に合う会場を見つけるうえで、余裕を持って複数の葬儀業者のパンフレットやホームページに目を通すことが大事です。また、葬儀まで時間に余裕がある場合には、斎場の見学会の申し込みを受け付けている葬儀業者に連絡を入れて、地域内で評判が良い斎場の内部を案内してもらうのも良いでしょう。