大きなお金がかかるだけに知っておきたいのも葬儀費用、全国的な平均は150万円前後といわれています。しかし近年は昔のような大きなお葬式より、身近な人たちだけの参列でのスタイルを選ぶケースも増えているため、規模が小さくなるほどかかる費用も少ないです。人気が高まっているのが家族葬、その名の通り本当に家族やごく親しい人たちだけの参列、アットホームな雰囲気で行われます。人が少ないので式場も大きい必要はなく、何よりも会葬者がわずかですから費用面は大幅ダウンです。
葬儀は人が亡くなったあとにおこなわれる儀式です。故人が亡くなったことを関係者に知らせるとともに、宗教的に故人を見送る意味があります。そのような一般的な葬儀と異なるものとして、近年話題になることが増えているものには生前葬があります。こちらは本人がまだ生きているうちに、自分自身で開催する葬儀です。一般的なものとは違って、自分の葬儀に見送られる本人が出席できるのが特徴です。現代の日本では仏教の儀礼方式で執り行われる葬儀が多いですが、生前葬の場合には宗教儀式はおこないません。
お通夜や葬儀に参列する際、焼香の仕方に悩むという方は少なくありません。自分の番が回ってきたときに焦らずに行うことが出来るようになるためにも、まずは一般的な焼香の流れやマナーを把握しておくことが大切です。仏教では主に立って行う場合と座って行う場合、そして香炉を回して行う方法の3種類がありますが、どの方法であっても基本的なマナーはほぼ同じと言って良いでしょう。まず初めに、香炉台より少し手前のところで僧侶と遺族に一礼をしてから、正面の故人へ向けて深く一礼を行い、ゆっくりと香炉台へと進みます。
お葬式をする連絡の範囲をしっかりと考えていくことも大切なポイントであり、昔と今を比べると、集まる人数が少なくなっている場合もあります。昔は大勢集まり、近所の人もたくさんお葬式に出席するケースがある点にも注目しながら、準備を進めていくケースは多かったです。今の時代の流れの変化にも注目しながら、お葬式をする市の連絡する範囲をしっかりと考えていくことは重要であり、事前に決めることをおすすめします。会社の人に連絡をする場合、故人の会社員時代の知り合いなど、知ってもらえるように会社の人事部に連絡をすることで、対応してもらえる場合があります。