地域によってお盆やお彼岸に違いがあると考えられていますが、関東と関西で大きく違うのはお盆だといわれています。一般的に南関東では7月にお盆を済ませてしまうことが多く、北関東や甲信越は8月が定番です。しかし、関西では一部の例外を除いて全て8月に行われます。
北海道のように地域によって入植者の出身地の風習が影響している場合は、住む場所によってばらばらとなっています。彼岸の時期に関しては東西に特に違いはなく、中日を含むどの日程でも同じです。また、お彼岸に墓参りする風習にも特に違いはありませんので、安心してください。
お盆以外にはそれほど東西で違いがありませんが、地方に転勤に行った場合、その地方ならではの風習があることも少なくありません。お盆のような風習の場合、地方の影響が出ることが顕著です。事前に風習を地元の人に聞いておき、納得してから風習を取り入れていくことで、地元の人の信頼を勝ち得やすいでしょう。
葬儀を終えてはじめての盆や彼岸の場合には、地元ならではの風習を行うことが少なくありません。特にお寺側との話し合いは事前に済ませたほうがいいでしょう。お寺側で自分の住んでいた地方と違うやり方で供養をしなければならない場合もあるため、前もってお寺側にも確認してください。