人が亡くなったとき、その時点で葬儀に関してすでにあらゆることが決まっているという場合はほとんどないでしょう。高齢の家族が病気で入院していたりして、ある程度予測ができたとしても、その手配をしておくことはとてもつらいことです。しかし、亡くなってしまったら、悲しみにくれる時間もなく、慌ただしく準備をしなければいけなくなります。実際のときに慌ててしまって後で悔やむことが少しでも減らせるように、できるだけ葬儀の業者は決めておくことが良いようです。故人が生前決めていれば別ですが、そうでない場合は家族が探すことになります。葬儀においてまず大切な業者の探し方は、できれば事前に目星をつけておくことです。これは決して不謹慎なことではなく、家族が後悔しないということは、むしろ故人のためにもなることなので、大切なこととなります。
次に、安易には決めないことです。病院で亡くなった場合など、遺体の搬送をしてくれた業者に依頼してしまいがちですが、すぐに決めずに時間をおき、家族で相談して見積もりを出してもらうことも必要です。実際に利用したことがある親戚や知人から教えてもらったり、今はインターネットから情報を得ることもできます。そして、実際に決定する前の探し方の中で、どこに基準をおくかを考えることも必要になってきます。費用をできるだけ安くしたい、費用はかかってもかまわないので、サービスの良さに基準をおきたいなど様々な選択肢があります。生前の故人の意志があればその意志と家族の意向を明確にして、価値観が一致する業者を選ぶことが大切です。
その際のポイントは、問い合わせをしたときや、実際に店舗などを訪れて面と向かったときに、事情を理解して、要望を聞いてくれるかどうかというチェックが必要です。そしてその時の対応が丁寧であれば期待しても良いでしょう。そして費用については、納得できる詳細を提示してくれることが重要です。業者へ支払う費用だけではなく、その他の飲食代や接待費、僧侶へのお礼、香典返しなどの情報や適切なアドバイスをしてくれるところが良いとされています。また、わかりやすい見積もりを提示してくれればなお安心です。事前の準備からお通夜、告別式、その後の法要など、業者とはずっとお付き合いが続きます。担当となった人が最初からずっと同じ人であること、その人が信頼できるかどうかもとても重要になります。
人が亡くなるということは非常にデリケートなことで、しかもお葬式は人的なサービスがほとんどを占めているため、担当者の人柄も大切だということになります。
● 参考サイトのご紹介
葬儀場を探す|斎場・火葬場・セレモニーホールの一覧【公益社】
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