葬儀が終わってお盆休みになりますと、故人は戻ってくると言われています。その時期になると、今までに長く住んでいた家に戻ってくるという言い伝えもありますが、故人が迷子になってしまう可能性も否定できません。ですから遺族としては、本人が迷わずに自宅に戻ってこられるように、送り迎えしているケースも多いです。
それが盆法要です。実際地域によっては、お盆になると松明を灯していることがあります。そもそも松明は、目印のような役割を果たしていることもあります。暗い道でも迷わずに移動できるよう松明が設置されている場所も沢山あります。
ちなみにお盆の時に灯される松明は、送り火と呼ばれることもあります。ちなみにお盆に故人を迎えるのは、基本的には13日になります。その日になれば本人が戻ってくると、言い伝えられているからです。ところで本人を迎える以上、お別れもあります。
基本的にはお盆の間だけ本人を迎えて、お盆が終わりそうな時期にお別れする訳です。16日に本人とお別れするのが一般的です。ちなみに盆法要という慣習は、日本由来ではないと言われています。大昔にインドから伝わってきた慣習であると言われていて、今や日本全国でその風習が根付いています。