葬儀の供花を贈るときにも守らなければいけないマナーがあります。あらかじめ知っていれば急な訃報にも慌てずに対応できますので、ゆとりのあるときに勉強しておきましょう。まず、供花は親族や故人と親しい間柄だった人が贈るお花です。
近年はスタンドタイプを1基や、小さなサイズの花籠タイプを贈るケースが増えています。また、葬儀の供花には札名という木製の札が添えられていて、誰が贈ったお花なのかがすぐにわかるようになっています。ここで一つ頭に入れておきたいのは、札名に書くのは名前や肩書など内容が決まっているということです。
また、役職や所属先などの名称は正しく記載することが重要なポイントになります。その理由は、たくさんの人が葬儀に参列するため、もしも間違いがあった場合、遺族に多大な迷惑をかけてしまうからです。事前に十分に確認して、札名には正しく記載するように気を付けましょう。
また、葬儀の供花を手配するときは、事前に遺族に了承を得ることと、葬儀を執り行う葬儀会社に連絡してどのようなお花を選べばいいか確認することも重要です。遺族の中には供花を辞退している人もいらっしゃいますし、葬儀会社に相談することで、バランスのとれたお花を選んで贈ることができます。