初めて葬儀に参列する人が困るのが焼香かも知れません。会場によっても異なりますが、大勢の参列者がいる中で一人で焼香の場に向かい行わなければいけません。前の人のやる通りにすればいいと見ようとしても後ろからだと見えず、結局わからないまま適当にしてしまうときもあります。
一般的な葬儀であれば多少の間違いも許されるかもしれませんが、親族の葬儀となると話は変わってきます。まず親族として参列するときには焼香の順番が決まっています。ですからその順番通りに行わなければいけません。
席の方も前の方にさらに焼香の順番に並んでいるときもありますが、親子だからと言って同じタイミングではありません。お焼香の順番としては血縁の濃い順とされています。ただ夫婦に関しては直接の血縁関係はないものの最も血縁が濃いとして最初に行います。
夫婦間で行った後は子供ですが、姓が変わっているかどうかで順番が異なります。まず故人と同じ姓の子供から行い、その次に姓の異なる子供が行います。子供が行った後は父母が行い、その後は孫、兄弟姉妹、おじやおばなどの順番に行っていくとされています。年齢の小さい子供だと自分の順番がいつかわからないときもあるでしょうから事前に親に聞いておくと良いでしょう。