食事の時に使う調味料として塩があります。一般的な食塩は他の栄養分をほとんど含まない純粋な塩ですが、最近はミネラルを含んだ伝統的な製法で作られた塩も人気です。通常塩と言えば食事の時か相撲で力士がまくぐらいしか考えつかないかもしれませんが、葬儀に参列した経験がある人なら気付くかもしれません。
そういえばもらったが何に使うかわからなかった人もいるでしょう。もしかすると自宅で食事の時にもらった塩を使っている人もいるかもしれません。もらったものをどう使うかはそれぞれに任されますが、なぜ葬儀の時に塩が渡されるかを知るとさすがに食事には使えなくなるでしょう。
塩には穢れを払う役割があるとされそのために使うものとして渡されます。葬儀でもらった塩はまずは自宅まで持ち帰り、そして自宅前であることを行います。私たちは体を清めるときには水などで洗うことが多いですが、穢れを払うためには塩を使います。
袋などに入った塩を手に付けて少しずつ胸や背中、そして足元などにかけて最後に手で払います。これにより穢れが払われたので無事家の中に入ることができます。何となくもらう塩にも意味がありどのように使うかがわかっていればそれ以後はきちんと使えるようになるでしょう。