慌ただしく葬儀が終わると、次に待っているのは初七日法要、命日より7日目ですが今ではその限りではありません。告別式の日に一緒に済ませてしまう方が多いため、つまり繰り上げてしまってもかまないということです。
現代を生きる人たちの多くは平日が仕事で週末が休み、平日の時間を簡単に確保はできません。お葬式や法要に関しても、たびたび時間をとるのは大変なこと、だからお葬式の日に一緒に行うというケースが増えています。魂になってからまだすぐには成仏をすることなく、この世を49日の間はさまよい続けていて、その後に天国へ行けるように誘導をしてあげなければなりません。
極楽浄土を目指せるためにも、ナビゲーター的な役割ともなるのも初七日、僧侶による読経もありますし、参列者たちはお焼香もします。お通夜に始まり翌日には告別式、7日目には初七日というのが一般的、繰り上げて告別式の後にすることもありますが、葬儀社のスタッフが一連の流れを誘導し仕切るので、遺族が戸惑うこともありません。
繰り上げ法要で初七日を行うなら告別式に出棺、火葬をしてからの初七日法要、そして精進落としをして解散という流れです。告別式の日に終わらせることができるので、別途7日目に法要をする必要はありません。