納骨というのは、遺骨をお墓に納めて供養することです。近年は四十九日法要と同じタイミングで行われることが多いですが、実際はいつまでにお墓に納めなければいけないという定めはありません。遺族の心が落ち着いたときにゆっくり話し合って、時期を決めていくとよいでしょう。
先祖から続いているお墓に遺骨を納めるのが一般的ですが、最近はお寺や永代供養を行っている施設に管理してもらうケースも増えたと言われています。特に、お墓の管理を子孫に残したくないという考えを持っている人や、お子さんがいない人は、お寺や永代供養を行う施設に依頼することが多いです。
実際に遺骨をお墓に納める時期が決まったら、納骨式に備えて様々な準備を整えなければいけません。まず、僧侶に連絡をして日時の打ち合わせをすることが重要です。もちろん、まだお墓がない場合はお墓を建てることから始めましょう。
日取りと遺骨を納めるお墓が決まったら、専門業者に依頼します。専門業者に相談すると詳しいことを教えてくれる他、見積もりも提示してくれます。墓石の開閉費用をはじめとして、墓石に彫刻するための費用などを具体的に提示してくれますので、納得した上で依頼するようにしましょう。また、納骨には遺骨埋葬許可証と墓地使用許可証が必要になります。業者に依頼する前に書類を揃えておくとスムーズです。