故人の遺志を反映させたいと思っても、どのような葬儀を希望していたのかを家族が知らなければ、実現することはできません。葬儀に対する考え方は多様化してきたとはいえ、実際に家族と話し合ったり、準備をしている人というのは少ないでしょう。
死についての話題を持ち出すのは気が引けるかもしれませんが、できるだけ普段から家族の考えを聞き出しておいたり、自分の願いを伝えたりしておきましょう。人生の最期をどのような形にするのか、具体的であればあるほど、万一の時に遺される家族は戸惑わずにすみます。
今は、エンディングノートというものも書店なので買い求めることができますので、そうしたエンディングノートに綴っておくのも良いでしょう。また最近では、葬儀社が主催するセミナーなども行われていることをご存知でしょうか。
セミナーではお葬式のあれコレだけでなく、遺書、遺言書の書き方についてや、相続についても学ぶことができますし、知ることができます。同時に事前相談するというようなこともできますので、その際は費用を見積もりしてもらっておくことも良いでしょう。そのことをエンディングノートに書き記しておけば、あとの流れもスムーズになり、家族は準備しやすいのかもしれません。