「一般葬」は、幅広い範囲の参列者を多く呼んで行う大規模な葬儀であり、従来からよくあるスタイルのものだと言えます。最近は、「家族葬」のような身内だけの少人数で行うスタイルが増えているため、それと区別するためにあえて「一般葬」と呼ばれているのだと考えられます。
一般葬で呼ぶ参列者の範囲は、親族や友人・知人といったごく親しい方たちだけでなく、会社関係者やご近所の方など幅広いのが特徴です。実際の人数は、30名~70名程度が目安とされていますが、中には100名を超えるケースもあります。
費用は、葬儀そのものに120万円程度、そして飲食接待費用や寺院費用などを含めると200万円程度かかるのが相場で、家族葬など他のスタイルのものと比べると割高になる傾向があると言えるでしょう。一般葬のメリットは、故人と縁のあった方たちを多く呼べるので、社会的なお付き合いを大切にできることです。
さらに、参列者が大人数になるため、豪華なお葬式にできることもメリットだと言えます。一方のデメリットとしては、費用が高くなってしまうことがまず挙げられます。しかしそれ以外にも、大勢の参列者への対応に追われてしまい、ゆっくりできないということもデメリットです。