遺影写真も葬儀の時には欠かせないもの、最後のお別れのときに最高の写真を飾ってあげたいと考えるのも親族です。何が重要なポイントかといえばいかにピントが合っているかどうか、遺影写真にピンボケ写真は似合いません。
故人が生前はどのような人であったか、優しいとか明るいなど様々ですが、人柄が滲み出ているような写真を選びます。思わずこちらまでにっこりするような笑顔の写真だったら、生前は思いやりにあふれていたことが伝わりますし、凛とした表情の写真なら厚い信用を集める真面目な人柄がわかる、だから写真選びでは表情も考慮して選ぶことです。
葬儀では参列者は焼香のときにも皆が必ず遺影写真を見てあいさつをするため、はっきりと故人の写真がわかる写真にします。目線はやはりカメラ目線のものがベスト、顔は正面を向いているのが一般的でしたが、今は必ず前を見ていないとだめというわけではなくなりました。
実は写真のポーズもかなり自由になってきているので、前向き写真だけにこだわる必要もありません。これは近年国内で出す葬儀のスタイルも昔とは変わってきて、かなり多様化したことが理由です。だからこそ遺族は故人の遺影選びで最も良い1枚を選びやすくなりましたし、そのほうが参列する人たちにも人柄も伝わります。