人は誰もが最後の時を迎えることになり、その際には遺族な葬儀を執り行うことになります。悲しみの中で行われることになりますが、それが当然のことでした。しかし近年では、葬儀は小規模に行い、後日改めてお別れの会を開催する人も増えました。
それがさらに進化し、生前にお別れ会をする人も増えつつあります。還暦や米寿などお祝いを兼ねて生前にお別れ会を実施することで、元気な間に自らの口でお世話になった人に感謝の気持ちを伝えたり、挨拶をすることができるのが最大の利点となっています。
通常の葬儀となれば、香典が必要となり香典返しなども必要ですが、お別れの会では参加費や会費という形で集めるケースが大半であり、金額も明確になっているので参加する側も金銭面で頭を悩ませる必要がなくなります。葬式のように決まった形式があるわけではなく、好きなスタイルで行うことができると言うのも魅力です。ホテルやセレモニーホールなど、選択肢も多いので予算や人数に合わせた会場で行うことができます。現在では、長生きの人が増えたと言うこともあり元気な間に集まってお別れの会という形で気持ちを伝えることは、かなり良いと言えるのではないでしょうか。もちろん、お別れの会をしても実際に亡くなった時には火葬などは行う必要はありますが、葬式は行わないというケースも多く、金銭面での負担や精神面での遺族の負担がないというのも魅力の一つとなっていることは確かです。